前回、自律神経が乱れるとはどういうものかお伝えしました。
今回からは自律神経をどのように整えて心身を落ち着けたらいいのかをお話します!
今回は飲食物と入浴から自律神経を整える方法です。
● 食べ物で、自律神経を整える方法
自律神経を整えるものはこちら。
① 食物繊維が多い食べ物
② すっぱいもの、辛い食べ物
③ 発酵食品
④ 水分をとる
①食物繊維が多い食べ物
玄米、全粒粉、きのこ類、海藻、ごぼう、そば、西洋かぼちゃなど、食物繊維が多い食べ物は、腸の中をゆっくりと進みます。腸の中を食べ物が進む時は、副交感神経になるので、その時間が長ければ長いほど、副交感神経が優位になる時間が長くなります。
②すっぱいもの、辛い食べ物
お酢、レモン、とうがらし、わさび、しそ、梅干など、すっぱいものや辛い食べ物は、副交感神経を優位にします。ただし、食べすぎは逆効果。ほどほどがいいですね。
③発酵食品
味噌、納豆、漬け物、キムチ、ヨーグルト、乳酸菌など、発酵食品も自律神経を整えるはたらきがありますし、腸内環境も整えてくれるので、免疫アップにも役立ちます。酵素も多く含まれているので、新陳代謝や体の回復が促進します。
④水分をとる
水分をとることも、消化器系(泌尿器系)を刺激するので、自律神経を整えるために効果的な方法です。生姜湯、黒豆茶、紅茶、ウーロン茶、プーアル茶、赤ワイン、日本酒など、体を温める飲み物を飲むように心がけましょう。
食生活を根本から見直すのは大変ですが、こうしてみると取り入れやすいものが多いので少しずつ試してみましょう!
● お風呂の入り方で、自律神経を整える方法
お風呂の時間は、睡眠とならんで一日の中でもっとも副交感神経が優位になる時。
お風呂の温度は38~40度くらいのややぬるい温度が効果的。熱いお湯は逆に交感神経を高めてしまいます。そして体を温めるのはいいことですが、無理な長風呂は逆効果。のぼせるまで入るのではなく、気持ちいい程度に湯船につかりましょう。2回から3回にわけて湯船につかるといいでしょう。
それからお風呂に入るのは、「食後1時間以上たった時」で「寝る1時間くらい前にお風呂から出る」というのが効果的。夜7時から夕食、8時30分からお風呂、10時頃に寝る。といった感じですね。
仕事が忙しい方は入浴のことは後回しにしがちです。帰ったら入る習慣を付けましょう。
一人暮らしでお風呂に入らない方は近くの銭湯に行くのがお勧めです!
残る方法はあと3つ。
長くなるのでまた来週お知らせします!